株式会社中小企業のチカラ
代表取締役 山下佳介
2021年6月に新たな子会社【中小企業のチカラ】を立ち上げ、半年で売上9億円の実績を叩き出した、代表取締役の山下に会社の全貌をインタビューしました。
——事業の立ち上げ背景を教えてください。
私自身、もともとグループ会社の人材紹介事業を手掛ける株式会社HR teamの立ち上げメンバーでした。新卒紹介事業が全国トップ3のシェアまで拡大した中、2020年1月に大きな予算を投じて自社でタレントを活用したプロモーションを仕掛けたんです。しかし、2カ月後の3月に新型コロナウイルスが流行し、広告を取り止めたのですが、たった3カ月間のタレント活用プロモーションのおかげで集客数や問い合わせ数が増え、人材紹介事業は昨対150%の成長を遂げました。そのときに「タレントを活用したプロモーションの力はすごいな」と私自身が実感しました。自分たちはコロナ禍でも何とか頑張れたのですが、もともと中小・ベンチャー企業を中心とした求人企業数が75%も減少したんです。これまで中小企業の皆様のおかげでここまでやってくることができました。であれば今回は、私たちが中小企業の皆さまのためにこれまでの恩をお返ししたいと思ったんです。
今までお世話になった中小企業さんのために事業を立ち上げ!
それが「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」なのですね。
——具体的にどんな事業か教えてください。
「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」は2021年1月13日からスタートしたプロジェクトで、有名タレントの肖像を自社WEBサイト、広告や販促物、営業用資料など幅広い範囲での広告宣伝に活用し、企業様の発信力・PR力の強化だけでなく、社員のモチベーション向上の機会創出など全方位的なサポートができるサービスです。
2022年7月13日からスタートした第4期では公式アンバサダーとして田村淳さん、ウエンツ瑛士さん、前田敦子さん、藤原紀香さん、小雪さん、紗栄子さん、溝端淳平さんを迎え、更なる包括的なサポートが可能な体制を整えてまいります。プロジェクトのビジョンである「変わろう。変えよう。挑戦で。」のもとに、社会を変えるという同じ志をもったパートナーとして参画企業の皆様の挑戦をサポートしていきます。
(プロジェクトHP:https://nippon-smes-project.com/)
——そのプロジェクトを運営する方々の具体的な業務内容を教えてください。
日々行なっている業務としては、大きく分けてIS(インサイドセールス)、FS(フィールドセールス)とCS(カスタマーサクセス)、マーケターで大きく違います。
◆IS:インサイドセールス
└プロジェクトの新規参画企業開拓の入り口として活躍して頂きます。お客様への最大の価値提供を目的とし、ヒアリングや情報提供を行いお客様にご興味をいただいた段階でフィールドセールスに繋いでいただきます。
◆FS:フィールドセールス
└ISが繋いだお客様との商談が主な業務内容です。商談時はヒアリングからご提案。そして、先方の広報・マーケティング担当者や経営者・役員等との折衝を行い、プロジェクトを通してどのような価値を提供できるか提案していただきます。
◆CS:カスタマーサクセス
└ご参画企業様がプロジェクトに参加して良かった!と思っていただけるように、各タレント事務所との折衝はもちろんのこと、ご参画企業様の状況に合わせたアクション立案と提案・実行、イベント企画等を行います。顧客の期待に応えるために、サポートではなく伴走しながらお客様を成功に導いてく重要な役割です。
◆マーケター
└主な業務内容は、プロジェクトの認知度を上げるための広告運用、現在抱えているクライアントの課題の洗い出しと、それに対する施策提案です。課題発掘から施策設計・改善設計・実行まで、一連のプロセスを全て行います。プロジェクトの認知度を上げ、より多くの中小企業様を元気にできるように日々様々なことをキャッチアップすることが必要な職種でもあります。
◆その他
└契約、展示会運営、事務作業等(兼任しているメンバーが多いです)
どんな職種でも「中小を元気にするという気持ち」「お客様への価値提供」が重要になってくるのですね。
——最後に、サービスの未来について教えてください!
現在、累計350社以上のお客様にご参画いただいていますが、5年後には参画企業2,000社を目指しています。挑戦したい、成長したいと強く想う中小企業が、今後の日本経済をけん引していくと思っています。そのプラットフォームに僕たちはなっていきたいんです。参画企業が大きく成長し、日本を代表するような企業になり、このプロジェクトを卒業する時がいつか来るでしょう。その姿を見て、後に続く中小企業が増えていく世界をつくりたいと思っています。そのためにも「社員モチベーションの向上」「企業ブランディング」「SDGs」など、プロジェクトのコンテンツを通して中小企業様が抱える課題を解決していきたいと考えています。