大手内定=就活成功?大手財閥系企業とベンチャー両方を経験した人が語る、仕事に対する正しい考え方。 大手内定=就活成功?大手財閥系企業とベンチャー両方を経験した人が語る、仕事に対する正しい考え方。

新卒紹介事業部
キャリアアドバイザー 松本幸一郎

前職:三菱UFJ銀行 法人営業
FBG入社年:2019年 3月入社
現在の仕事内容:CA チームリーダー、人材開発室責任者、人事部兼任

大手メガバンクからベンチャー企業に転職した松本さんに、大手とベンチャーの違いや、今目指しているものについてインタビューをしました。


——大学卒業後、どんな就職活動をされていましたか?

当時は、金融業界だけに絞って就職活動を行っていました。将来ビジョンなどは特に何も考えず、とりあえず大きい会社に入りたいとしか思っていなかったです。というのも、父が日本で1番有名な某証券会社に勤めていたので、その父を越えるべく有名な企業に入りたいというのが当時の就職活動の軸でした(笑)物心着いたときから父の姿を意識していたので、父を越えるためには同じ金融業界で内定を取りたいと思いました。結果、内定を頂いたのが3社で、その中で最も時価総額の高い大手メガバンクへの入社を決意しました。

父への憧れが強かったんですね。

憧れというよりかは、どちらかというと家庭環境が物語っていると思っています。
東京生まれ東京育ち一人っ子、両親共に某有名会社に勤め、御三家と呼ばれるような私立の小中高一貫校の学校に通い、小学校からサッカーと勉強の成績はトップで一般的に裕福と言われる暮らしをしていたと思います(笑)
そういった環境から、父みたいに生きていけば安定に暮らしていけると思い、気づけば大学選びも企業選びも父を基準値にして追いかけていました。

なるほど。かなりのエリート家族ですね(笑)

——大手金融メーカーに入社されてからはどんな仕事をしていたんですか?

入社してから3カ月間はみっちり宿泊での研修があり、朝の6時〜夜23時まで毎日勉強漬けでしたね(笑)4ヶ月目の7月から配属が決まり配属支店での研修を経て、10月から自分の担当企業が決まりました。そこからの主な業務内容としては、営業2割、内部事務8割で、
営業に関しては、まずはお金を貸すという仕事で社長さんに投資信託などの提案をしていました。内部事務に関しては財務分析や企業分析などでそれらの仕事を約二年間行っていました。

歳を取る方法でしかキャリアアップできないことに気がついたー

——希望通りの大手金融メーカーの就職に成功して、なぜ転職を?

大きく理由を分けると2点ですね。
1点目は、業務内容のギャップです。私の想像していた仕事内容はクライアントさんの新規事業を立ち上げる際にお金を融資し、その新規事業が大成功して一緒にやってきてよかったですね、と、社長室にあるようなふかふかなソファで喜び合っているようなものをイメージしていたんです(笑)しかし、そのイメージとは裏腹にほとんどが内部事務でパソコンに向かって数字と睨めっこして分析する、経理みたいな仕事内容が近かったです。会社の未来に対して何か投資したり支援するものというよりかは、今の現状が大丈夫なのか、ネガティブなものはないのかといったスタイルでやりがいが感じられなかったんですよね。

2点目は、キャリアです。私自身が思い描いていた父のような立場にはどうしたらなれるんだろうと考えたときに、簡単に言うと歳を取る方法しかなかったんです。正直、いい大学に出てる人が有利でどれだけ社内営業ができるかみたいな、目に見えた結果ではない評価制度に物足りなさを感じましたし、自分よりも遥かにスキルアップしている周りの同年代の人たちを見てこのままでいいのかと焦りを感じたのが転職に踏み切った大きなきっかけかもしれません。

——転職活動について教えてください。

私の転職活動の軸は、業界などは絞らずに「成果主義×ベンチャー企業」だけで見ていました。正当に自分自身の成果を評価してくれて年齢などは関係なくキャリアアップできる、そんな会社を求めていました。今までは名の知れた大学・企業で社会的ステータスもある程度ある人生でしたが、転職活動では一切ステータスなど気にしなかったですね。本当に色んな業界で軸に当てはまるところだけを15社くらい受けて、5社ほど内定をいただきました。心機一転した私を両親も反対をせず、応援して受け入れてくれたのは大きかったかもしれないです。

その中でも、リアステージ(現HR team)が掲げていたビジョンである「働くをポジティブに」が当時の自分には物凄く刺さりました。会社の大義名分が明確化されていて、かつ、そのビジョンを体現するかのように働かれている社員、成果主義で若いうちからキャリアアップできる社風、まさに自分自身が求めている環境があり、入社を決意しました。

——大手とベンチャー企業で感じた働き方の違いについて教えてください。

本当に成果主義なんだな、と正直驚きました(笑)
大手では目標達成しても営業成績を残しても、歳をとって役職が上がらない限り給料は上がりにくいので…
年齢は全く関係なく営業の成果で評価をされ、インセンティブが支給される。まさにベンチャー企業の醍醐味だなと。目標達成意欲やスピード感、文化の違いはいい意味でのギャップしかなかったです。

——現在の仕事内容と今後目指しているものは何ですか?

現在の仕事内容としては、主に下記の3つになります。

1.キャリアアドバイザー
年間1000名の学生の支援。
今までの知識や経験から、学生が将来活躍できるステージを一緒に探しています。また、企業紹介のみならず、自己分析や適正、面接対策までトータルサポートしてます。

2.人材開発室
現在最高責任者として、事業部のメンバー約100名のポテンシャルを向上させる為の施策を考え実行しています。具体的にはインターン生の早期育成、研修やセミナーの実施、OJT、内定率を上げるためのシステム構築などです。

3.人事部 新卒採用担当
新卒採用の選考やリクルーターを担当しています。毎年50名以上の新卒学生を採用する為に、説明会・インターン、選考フローの企画立案に携わっています。

ありがとうございます!

——今後目指しているものを教えてください!

今後目指しているものとしましては、下記の4つです。
1.キャリアアドバイザーとしてトップの支援数を出すこと。
2.事業部の生産性を向上させる制度や仕組みを確立させること。
3.人事部の責任者として自社の採用・教育をより進化させること。
4.事業責任者として新しい事業やサービスを立ち上げ社会に大きな影響を与えていくこと。

——最後に、求職者さんへのメッセージをお願いします。

求職者様へ
僕が最も伝えたいことは、「働く」をネガティブなものとして捉えないで欲しいということです。もともと僕がメガバンに入った理由は、安定してる、休みが多い、潰れなさそう。
そういった浅はかな理由でした。しかし働き始めて気付きました。
そんな考えではこの先40年仕事を続けることなんかできないと。
「働くこと」をポジティブに捉えなければ、人生が楽しく豊かになりません!

自分が働くことで誰かの為になり、そして自己成長していきます!
企業を探す前に、「働くこと」をポジティブに捉えてから就職活動に励んでみてください!