人事からニッポンを元気にプロジェクトとはどんな団体なのか〜代表理事にインタビュー〜 人事からニッポンを元気にプロジェクトとはどんな団体なのか〜代表理事にインタビュー〜

辻翔武(ツジ ショウム)

法事営業統括 人事部長
1991年生まれ。埼玉県川口市出身。幼稚園からサッカーを始め、プロサッカー選手を目指す。大学入学後、怪我を理由にプロサッカー選手を断念。その後、友人とビジネスを立ち上げた末、撤退し、新卒で現在の株式会社Full Bet Groupに入社。入社後は、社内でもトップセールスの成績を収め、若手で役員に。現在は、法人営業の責任者、人事部長、人事から日本を元気にプロジェクトの代表を務める。

2021年3月に立ち上がった一般社団法人「人事からニッポンを元気にプロジェクト」とはどんな団体なのか。代表理事の辻さんにインタビューをしました。

——簡単に「人事からニッポンを元気にプロジェクト」の団体について教えてください。

一般社団法人 人事からニッポンを元気にプロジェクトとは、簡単に言うと「人事による、人事のための、プロジェクト」です。と言うのも、この団体の運営と言うのは、人事部として働く人たちが運営委員会となり、人事部の未来やキャリアを作っていくために、人事が世の中に与えられる影響や人事が取り組める社会課題などをテーマに各種委員会を運営してくれています。だから、株式会社ではなく一般社団法人なんですよ。私たちは「人事の未来を共に切り開く」というMISSIONの元、国内最大級の人事コミュニティを作ろうとしているんです。

そうなんですね!では辻さんはそれぞれの会社で人事部として活躍されている方と一緒に仕事をされているんですね。

——みなさん、自社で任されている仕事もあると思うのですが、どのようにして折り合いをつけてるんですか?

そうなんです、現在20名程度の運営委員会の人事の方とプロジェクトを動かしているのですが、会員数だけでいうと200名を超えている団体になります。だからこそ、手を抜けないというか、私たちがサボってしまうと会員の方に迷惑をかけてしまったり、企画倒れになってしまうので、運営委員会の人とは月に2回以上はミーティングの機会を設けて、どのようにすればこの団体がより良くなるのかを話し合っています。プロジェクトに関わってくれている人事の方には、お給料も発生しません。それでも、現在の人事の在り方を変えていくために、未来の人事を作り上げていくために、普段の仕事の合間を縫ってこのプロジェクトにコミットしてもらっています。

——
なぜこの団体を立ち上げようと思ったのですか?

この社団法人を立ち上げた背景は私の原体験からです。
私は普段、人事責任者として株式会社Full Bet Groupで人事業務をしながら、HR領域で営業なども兼務しています。だからこそ、人事の仕事のみを行なっている人より、採用担当の方と関わったり、触れ合う機会がとても多いんです。そこで、とある人事の方とお話をした時に「このまま人事の仕事をしていても、未来がどうなるのかわからない。不安なんです」という事を話された人事の方が居て。人事という仕事は会社の経営を支えるとても重要な仕事、役割であるのにも関わらず、まだ世間的にはキャリアや役割が認知されていない、会社としても人事に重きを置けていない会社があるんだなということを知りました。そこから色々と調べてみると、この気付きが一人の人事の方の意見ではなく、多くの人事の方が抱えている悩みであるという事に気付きなんとかしないといけないと思いました。
私は普段、事業会社の一員として人事の方には大変お世話になっています。人事の方の努力が私たちのサービス拡大にもとても影響しています。だからこそ、他人事にできなかったというか、何かを返していきたい、ビジネス以外でもっといろんなものを提供していきたいと感じたのがきっかけです。

とても熱い思いがあったのですね。まさにFull Bet GroupのFor youというMISSIONにも繋がっていますね。

——最後に、この一般社団法人の直近のビジョンを教えてください。

現在、セミナー委員会や交流会委員会、HR大賞委員、エンゲージメント委員会など、合計で6つの委員会が存在しています。そこで、この1年で委員会を10個まで増やす事と委員会メンバー30名まで増やすことを目標にしています。そして、団体としての売り上げを確保していきながら、人事の方が気軽に集まれるコミュニティスペースを作りたいと思っています。気軽に立ち寄れるカフェのような場所を作り、ここに来れば何か学べる、得られる、交流ができるなどの、様々な機能を持った場所を提供していきたいです。