彼が入社新卒1年目で新規事業に挑戦したワケ 彼が入社新卒1年目で新規事業に挑戦したワケ

 

寺田 佳以(テラダ カイ)
RX事業部。カスタマーサクセス・ディレクター

2023年新卒入社。東京都出身。
新卒ながら、グループ会社で新規事業部のRXプロに志願。
現在はRXプロの採用ディレクターとして、企業様の採用支援・代行を担当し、採用成功に日々奮闘中。大学時代は国立の台湾学校に4年間留学。

誇れる経験がない自分が嫌だった

—大学時代、台湾に留学をしたきっかけを教えてください。

 高校三年生の進路選択のタイミングで、「自分このままでいいのかな」という漠然とした不安があり、自分自身がどこに不安を感じているのかを考えました。その時に「今の生活の状態(家族がいて、住む家があって、手厚いサポートを受けられる環境があって、自分のことだけを考えられる状況)にとても恵まれているな」と思ったんです。
当時の自分には「やり切ったぞ」「この経験があるから自分を誇れる」というものがありませんでした。それがコンプレックスにもなっていて、自分を好きになり切れなかったんです。だから大学四年間は何か一つ大きな勝負をしたいなと思ったことがきっかけです。

いろんなことを検討したんですけど、まずは、「自分自身が暮らす環境をガラッと変えてみよう」という思いで海外の留学を視野に入れ始めました。いろいろな方に相談をしていく中で、台湾という国が積極的に留学生を受け入れていたことや文化的背景として日本との結びつきがすごく強いこと、かつ世界で一番話者の多い「中国語」を暮らしの中で習得できることを魅力に感じ、台湾への留学を決断しました。

ご両親から反対はありませんでしたか。

ありました。両親から、「なんでいきたいの?」「本当にできるの?」と念入りに質問を受けました。でも自分の考えをしっかりと伝えて、納得してくれて、最終的には快く送り出してもらいました。

高校時代から自分のことや将来のことを具体的に考えられるのは素晴らしいですね。何か周りの影響みたいなものはあったのですか。

それはそこまでなかったです。それよりも自分自身が誇れないという思いが強かったです。他者と比べるよりも自分がという思いが強かったと思います。

—台湾留学の中でどんな発見、学びがありましたか。

どこでも暮らしていけると気づきましたね。自らをさらけ出して、ありのままでコミュニケーションをとることができれば、国籍もバックグラウンドも関係なく心を通わせることができるし、楽しく過ごすことができるのだと経験を通して感じることができました。

—言語が伝わらないと大変なことや苦労したことが多かったのではないかなと思うのですが…

正直、たくさんありました。中でも印象に残っているのは、名前だけでなく「日本人」と呼ばれていたことです。暮らしていく中で、「日本の代表として台湾で過ごしているんだ」という意識も芽生えましたが、それ以上に「寺田 佳以」として接してほしいとも思っていました。そのためにまずは自分が台湾という国、クラスメイトの価値観の理解を深める必要があると思ったので、自らコミュニケーションを取り、関係地を深めていったことで最終的には、「寺田 佳以」という一人の人間として接してくれるようになりました。

自分が求めていたドンピシャな環境

—そんな経験から、FBGに入社しようと思った理由を教えてください。

就活生時代、自分が大事にしていたものが「人として当たり前のことを徹底できるか」例えば、礼儀礼節を重んじることや、ミスをした際にすぐ謝ることなどを重視していました。オフィス訪問や面接を通して、ただ関係や雰囲気が良いだけでなく、目標に対して本気だからこそ生まれるコミュニケーションや雰囲気を自分の目で見て確かめるということをしていました。

その中で、FBGは自分が大切にしていること、そこが強みだと感じてとても共感しました。ある種の憧れみたいなものがあったのかもしれません。自分自身の成長に繋がる負荷のある環境と、新しいことにチャレンジしていくFBGという会社の姿勢が僕の就活の軸にもマッチしていたため、入社を決断しました。

—就職活動時の軸はどのようなものでしたか。

軸は、「自分自身にとって成長ができる環境がある」「自分自身もっとやらなければと思える環境かどうか」をとても重視していました。

—その点では今の部署もとてもあっていますね。

事業部もそうですが、FBGという会社自体、働いている人みんな素晴らしい方が多いと働いて改めて感じました。自分自身の成長だけでなく事業部の成長や会社の成長にコミットできるのは本当にすごいことだと思っています。
自分が困っていたり、疑問があって聞きに行ったりすると、「どうしたの?」「大丈夫?」「質問してくれてありがとう!」という言葉をかけてくれるんです。自分が助けを求めた質問に対して逆に感謝を伝えてもらったり励ましの言葉をかけてくれたりもします。社会人である前の「人としてのかっこよさ」みたいなところを社員全員がこだわっていることを強く感じます。

—様々な経験が今現在生かされているということはありますか。

丁寧さと理解に徹することです。僕らのビジネスはお客様がいて初めて成立します。お客様が求めてくれていることや期待してくれていることは何かをまず理解して、僕たちのことも理解してもらうことは、留学経験の「寺田 佳以として接してもらう」際に意識していたことに近いのではないかと思います。

目まぐるしく変化する毎日

なぜ一年目から新規事業に挑戦されたのですか

もともとtoB(対法人)がやりたかったというのはあります。また、採用コンサルは企業の経営に近い部分に深く入り込ませてもらう仕事だと思うので、経営者の方の思想や目の付け所を業務を通しながら知ることができるのではないかと思いました。

—実際感じられていますか。

採用責任者や社長さんとの定期的なやり取り、確認事項を行う機会がたくさん設けられています。そういった方々の思想やこだわりを直に知れる機会があるのはすごくいいチャンスだと思っています。

—新規事業ということもあり、困難や大変なことが多くあったのではないでしょうか。

これは日々感じていることですが、たくさんの業務を同時進行で中身の違う内容に取り組むので、頭の中で整理がつかなくなることはあります。質と量を確保していかに効率よく早くこなせるかを常にこだわらなければいけないと思うので、常にPDCAサイクルを回して考え続けています。

—逆に新規事業で成長・やりがいを感じたことは何ですか。

やりがいは日々新しい問題に取り組めることです。様々な問題があることでPDCAサイクルを回すことやたくさんの挑戦ができています。毎日新しいテストに挑戦している感覚です。
また、とても積極的になりました。自分自身成長意欲があるタイプの人間ではなかったのですが、周りを見たときに、成長意欲をもって働いている人が楽しそうでかっこよくて憧れました。実際入ってみると皆さん仕事に対してエネルギッシュで自分自身も新たなことを「やってみたい」という感情が湧くようになってきました。その思いに関してはかなり積極的になったと思います。

事業部全体で高い目標をもって取り組んでいるので、具体的な部分しか見ていなかった状態から、視野を広げて連帯感で見られる状態になったことで、経営者マインドを持ちながら働けていることは、業務を通して自分に身についていたものだと思います。

—最後に、自分自身の強みを生かして働きたいと考えている求職者の皆さんに寺田さんからメッセージをお願いします。

できないと思わないことが大事だと思います。
FBGは「無限の可能性を形にする」という理念があるのですが、本当にその通りだと思います。僕自身も人はだれしも無限の可能性を秘めていると思っているので、可能性を開花させられるかどうかというのは、自分次第です。FBGには、本気のチャレンジを応援する風土、秘められている可能性を引き出してくれるチャンスがあるので、そんな機会を求めている人は、ぜひFBGに入社していただき切磋琢磨しながら働けたら嬉しいです。