人事部長が思う採用で重要なポイントとは?〜ポテンシャルよりもほしいもの〜 人事部長が思う採用で重要なポイントとは?〜ポテンシャルよりもほしいもの〜

辻翔武(ツジショウム)
ソーシャルリクルーティング事業部 事業部長兼人事部長
1991年生まれ、埼玉県出身。
幼少期から大学途中までサッカー部に所属しプロのサッカー選手を目指す。
大学在学中に怪我が原因でサッカーを引退、その後は友人と共にビジネスを始め新卒初任給の3倍以上の額を稼ぐも将来が見えないことを理由に就職活動を始め、2014年4月に現Full Bet Groupに入社。エネルギー事業・不動産賃貸事業の経験を経て関連会社である株式会社HR teamにて求職者や求人企業の支援を行う。2018年から営業と兼任しながら人事責任者としてグループ全体の採用・教育に従事し、2020年にはマッチングイベントの運営を行う新卒採用支援事業部の営業部長となり、年間80名以上の採用を行いながら売上1億5,000万の歴代最高記録を更新。
現在はグループの執行役員となり、人事責任者、事業統括、社団法人の代表理事、YouTube番組の責任者として数多くのポジションをこなす。



———お忙しい中、インタビューのお時間いただきありがとうございます!まずは
人事部長としてのやりがいを教えてください。
ありきたりなことになりますが、採用活動を通して関わった求職者たちが弊社を選び活躍してくれることです。人事の仕事とは幅広くあります。その中でも採用の仕事は企業の成長に大きく関わる重要な役割を担っています。求職者・企業の未来に関わる重要な仕事であるからこそ、採用人数を達成させることはあくまでも手段であり、選んでくれた人たちが成長し顧客や社会、企業に大きく貢献できるようになった時に改めて、採用が成功したなと思えるので、それが私の大きなやりがいになっています。


———会社の根幹である「人」に直結するすごく重要な役割ですよね。ではHR teamの採用において一番重要視するのはどんなポイントです?
難しい質問ですが一つに絞るのであればカルチャーマッチです。どの事業も仕事もやることはある程度は同じだと思っています。ただ、その会社のカルチャーやビジョンはそれぞれ違います。例えばスポーツでもそうです。攻撃的なチームスタイルもあれば守備的なスタイルのチームもあります。同じことをしているのにそのチームのカルチャーや大切にしていること、何を目指すのかによって得られるスキルや成長の度合いは大きく変わってきます。だからこそ、求職者の方がどんな考えを持ち何を目指しているのか、それがHR team と合致しているのか、ここが一番重要であると考えます。

———カルチャーマッチですね!それぞれの人の価値観を見極めて、採用していらっしゃることがよくわかります!そんな辻さんご自身はどんな人と一緒に働きたいですか?
「働く理由と覚悟を明確に持っている人ですね。スキルがあること、過去に実績を残してきた人はもちろん採用したいなと思いますが、どんなにスキルが高くても、過去に優れた実績を残していたとしても、「働く理由と覚悟」が明確に伝えられない人は採用しません。スキルはいくらでもつけていけるもので、過去の実績もこれから良い実績を作っていけば良いだけの話ですから、そこまで重要視したことはありません。ただ、働く理由やそこに対しての覚悟があるかどうかは面接で一番深掘りして聞きます。仕事は基本的に大変なことが多いです。そんなに簡単に先輩を追い越すこともできません。諦める理由、止める理由は入社後にいくらでも作れます。ただ、それでも企業や自分を信じて真っ直ぐ続けたいと思える人にはそれだけの理由があると思っています。その理由こそが大変な壁を乗り越える原動力になるので、私はスキルではなく「マインド面」を一番大切にしますね。


———今あるスキルだけアピールするのではなく、どんな考え方をするのか、どれだけの覚悟があるのか、マインド面をしっかりと伝えられるようにするとポテンシャル以上のものが発揮できるのかもしれませんね!!